当社職人の多くが入社と共に弟子入りをします。一人前の職人になるためには長い年月を掛けて技術の伝承はもちろんのこと仕事に対する心構えやお客様への対応など多くを先輩の職人達から学びながら一人前の職人を目指していきます。
ノミや鉋(かんな)などの手道具の手入れを行います。道具の手入れ日常的に行い管理することは仕事に関する心構え、そしてお客様への礼儀にもなります。現場や作業場の清掃を率先して行い、整理整頓と作業の流れを現場で学んでいきます。
機械による加工だけでなく、ノミや鉋(カンナ)を使用した加工も行います。
曲がり梁などの湾曲した部材などは機械では加工が難しいので手道具を使った昔ながらの加工が必要になってきます。現在では少なくなっていますが伝承すべき技術です。
最初は仕上がりの仕上がり部分は施工せず目に見えない押入れ部分や断熱材や、ボード貼り、合板張りなど下地部分で技術を学んでいきます。部材の納まりなども現場で教えてもらいながら徐々に技術・知識を習得していきます。
下地までの技術をしっかり習得できたら、先輩職人の監督の下、フローリングや板材などの室内表面に出る部分を取り付ける作業が出来るようになります。お客様が直に目にする場所であるので失敗が許されない行程になるので、技術だけでなく汚れたりしないように心配りなどもする必要があります。
最終の技術習得が墨付け作業となります。納まりを含めた全体空間をイメージできなくはできない技術となります。この技術が習得できることによって、リフォームなどの際に必要となる自分で考える能力の基礎を獲得することが出来ます。
材料練りは全ての基本となり天候や湿度により微妙に配合を変えるますが、混ぜた手応えや試し塗りなどを行い微妙に調整をしていく工程となります。自分で練った物を塗って仕上がりをチェックして経験を積んで練り加減を習得していきます。